ブタさんのトレーニング【お風呂編】
2020年02月13日
しつけ・トレーニングブタさんは水浴びが好きな動物なので、基本的に温かいお湯で体を洗われるのは好きです。小さいころからお風呂の習慣をつけて慣らしておけば、落ち着いてシャンプーさせてくれます。
シャンプーはなぜ必要?
土遊びや日々の生活で体が汚れてしまうので、シャンプーをすることによって汚れが落ちます。体の汚れを放置していると臭いのもとになる他、汚れのばい菌が原因で炎症を起こすこともあるので定期的にシャンプーをして清潔に保ちましょう。
シャンプーの頻度
ブタさんは乾燥肌なのでシャンプーを使ったお風呂は1か月に1回程度にしましょう。もし1か月以内にお風呂が必要な場合は、お湯で洗い流すだけでもいいでしょう。
用意するもの
・シャンプー(ワンちゃん用・人の赤ちゃん用の低刺激シャンプー)
・タオル
・ブラシ
・体の大きさにあったバケツか洗濯カゴ
・おやつ
おススメシャンプー
シャンプーはワンちゃん用か人の赤ちゃん用の低刺激のものや皮膚に必要な油分を保ってくれるシャンプーがおススメです。ブタさんは、乾燥肌で油分を奪いすぎてしまうと乾燥が悪化してしまいます。
おススメブラシ
ブラッシングは肌の調子を整えます。人用の頭皮ブラシや硬めの靴磨きブラシなどがおススメです。
たわしなどでも代用できます。
お風呂の準備
①お湯は人肌か38~40℃に設定し、バケツか洗濯カゴにお湯をためておきましょう。あまり熱くならないように気を付けます。
②お風呂場の床はブタさんの蹄では滑りやすいので、バスマットを敷きましょう。足元が安定するとブタさんも安心します。
③お風呂から出たらすぐに体を拭けるようにタオルを用意しておきましょう。
お風呂で尿や糞をする子がいるのでウンチ袋を持って置くのがおススメです。
〈注意〉シャンプーや石鹸をブタさんが食べてしまわないようにブタさんの鼻の届く範囲には置かないようにしましょう。
シャンプーの仕方
①シャワーで体全体にお湯をかけましょう。
〈point〉シャワーを嫌がる場合はためてあるお湯の中でシャワーを使わずシャンプーをしましょう。
②全体にお湯をかけ終わったら耳と目にお湯やシャンプーが入らないように注意して洗ってあげましょう。
〈point〉おしっこの跳ね返りやうんちでおしりとお腹周りは汚れが目立ちます。また、足の内側と耳の裏側も汚れがたまりやすい部分なので忘れずに洗いましょう。シャンプーを全体に伸ばした後、ブラッシングしてあげると喜びますし汚れもよく落ちます。蹄の裏側や指の間も忘れないようにしましょう。
〈注意〉乾燥肌のためゴシゴシ洗いすぎないように気を付けましょう。
③ためてあるお湯へブタさんに入ってもらい泡を流していきましょう。
④お風呂から上がったら、すばやくタオルで全体を拭きます。ここでシャンプーでは洗いづらい顔周りや目の周り、耳の中の汚れを拭き取ります。風邪を引かないようにしっかりと水分を拭き取りましょう。必要ならドライヤーを使ってもいいですが、温度や音にブタさんが驚かないように注意しましょう。
乾燥が気になるようであれば保湿してあげましょう。人間用の化粧水などあまりべたつかない物を使いましょう。
〈point〉日頃から、体に触られること、抱っこされることに慣らしておくとスムーズに拭くことができます。
お風呂に慣れるまで
シャワーは音や水圧でびっくりしてしまうことが多いので最初はバケツや洗濯カゴなどにお湯を足が浸かるくらい溜めて少しづつお湯に慣らしていきましょう。慣れてきたらお湯の量を徐々に多くして最終は体全体が浸かるくらい入れましょう。慣れてくると気持ちよくてお湯に浸かりながら寝てしまう子もいます。お湯につかるだけでも汚れは落ちるのでシャンプーなど無理せずその子のペースに合わせながら行いましょう。シャワーを使う場合は水圧を弱くして体にシャワーをあてながら行うと、嫌がることが少ないです。
お風呂に慣れるまでに時間がかかるかもしれませんが、慣れれば湯舟で落ち着く子が多いのでその子のペースでゆっくり楽しんでお手入れしていきましょう。
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mipig 編集部
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