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ブタさんのごはん量について

2020年10月23日

健康・病気

どうもこんにちは。

mipig責任者兼マイクロブタブリーダーの皆川竜二です。

ブタさんにはどれくらいのごはんをあげた方が良いのでしょうか?

非常に単純な質問ですが答えはそう簡単にはでません。人間もそうですが必要以上のエネルギー量を摂取すれば太り、足りなければ痩せていきます。人間の場合の年齢と身長による理想体重や1日の必要エネルギー量などを出すことができますが、マイクロブタさんにはそれがありません。どれがマイクロブタさんにとっての理想体重、理想体系なのかはっきりとは分かっていない状況です。ごはん量もこれくらい!とは一概に言えない場合が多いです。そのため、カルテを見ながら体重推測や他のブタさんの平均体重、ブタさんの写真で体型など見ながら弊社で適量だと思うフード量をチャットでお伝えさせて頂いている流れを現在とっています。

数多くのマイクロブタさんを見てきている中での経験やデータによってごはん量を出していますが、オーナーによっては我流になってしまっている方もいます。


ご飯をあげ過ぎてしまう人


ついつい強請れてあげ過ぎてしまう方もいます。

底知れぬブタさんの満腹中枢に答えようとしては必ず太ってしまいます。強請られてごはんを増やしてしまえばブタさんもそれを覚え、強請り続けるようになってしまいます。自然界のイノシシは常にご飯を探し回り、ドングリやキノコ、植物や木の根を食します。高カロリーな食べ物にありつけることもあまりないため、このように常に食べながら必要なエネルギーを摂取していました。もともとは生き残るために生まれた食欲ですが高カロリーなフードを与えらる今、その食欲に答える必要はありません。マイクロブタフードによって必要な栄養とエネルギーを与え、カロリーがないようなもので満腹感を当たることが良いです。我流に走ってあげ過ぎておデブなブタさんも多いです。ブタさんは畜産のイメージか丸々した姿を想像する方が多いですが、それが健康体型とは到底言えません。

イノシシも種豚も少しスラッとしていることが多いです。人間や他の動物もそうですがおデブは不健康です。足腰にも負担を与え、色々な疾患や病気になるリスクを高めます。運動量も多くないブタさんにとって太ることは非常に容易ですので、あげ過ぎ注意です。


ご飯量が少ない人


少し痩せてきたことに気づいてごはん量を増やす方は良いですが、ブタさんを小さく留めようとごはん量を少なくしている方もいます。マイクロブタさんは確かに小型のブタさんですが、大きくはなります。


子ブタなのに体重が増えなければそれはごはん量が足りておらず、体重が増えればそれに応じて自然とごはん量も増えていきます。特に4ヶ月齢〜6ヶ月齢の時期は筋肉形成を行うための大事な時期です。2歳過ぎまで骨格形成も続きます。この時期に必要なエネルギーを摂取していないと、その後ごはん量を増やしても上手く骨格や筋肉を形成できず、発育不良となってしまいます。

発達不良のブタさんは歩行異常、内臓疾患、呼吸器障害をもたらし、かなり短命となってしまいます。これは虐待レベルの行為です。

実際に連絡が途絶えてしまったオーナーのブタさんがガリガリになってしまっていた事もありました。事態が発覚してからは時既に遅し、数日後にそのブタさんは亡くなってしまいました。愛情もって育てたブタさんを信頼するオーナーに渡した結果、骨と皮だけの状態になって死んでしまった時の心理は何にも言い表せません。

死なせるつもりでなかったことは分かってます。

飼育情報が少ない状況も把握していますが、無知の我流が一番危険です。

ブタさんの飼育やごはん量の相談についてはチャットにて気軽にご連絡下さい。




●● mipig 責任者 皆川 竜二

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